今回、並み居る強豪たちを抑え堂々の1位に選ばれたのは、元山賊にして秦国の六大将軍の一人、桓騎(カンキ)だ。物語の顔である主人公の信や、圧倒的存在感を誇る大将軍の王騎、そして高い戦闘力と健気さを兼ね備えた羌瘣というトップ3常連組を僅差で引き離し、頂点の座を奪取した。
桓騎がここまで読者の心を惹きつけた最大の理由は、その徹底したニヒリズムと、戦の不条理に対する鋭い告発にある。残虐非道な戦術を取りながらも、国家や正義という大義名分を嗤い、虐げられた者たちの悲憤を背負って戦う姿は、単なる悪役の枠を超えた深い感動を呼び起こした。特に宜安の戦いから最期に至る一連のドラマで見せた孤高の生き様は、多くの読者の胸に刻まれ、熱烈な投票へとつながったのだ。