King Gnuが手掛けた「飾りじゃないのよ涙は」がリスナーに与えた衝撃は、単なる「若手バンドによる往年のヒット曲のなぞり」にとどまりません。最大の要因は、原曲が持つ疾走感と哀愁のコード感を一切損なわずに、完全にKing Gnu特有のトーキョー・ニュー・ミクスチャー・サウンドへと昇華させた構築美にあります。
イントロから炸裂する歪んだベースラインと乾いたスネア、常田大希の代名詞ともいえる不穏で美しいストリングスのアレンジが絡み合い、昭和の歌謡ロックが21世紀のアグレッシブなオルタナティブ・ロックへと生まれ変わりました。SNSや音楽コミュニティでは「鳥肌が止まらない」「カバー曲の歴史を塗り替えた」と絶賛の声が溢れ、往年の歌謡曲ファンから現在のロックキッズまで幅広い層の心を掴んでいます。