木村拓哉が主演を務めたドラマの特筆すべき点は、単発のヒットにとどまらず、10年以上にわたって驚異的な数字を叩き出し続けた点にあります。平成のテレビ黄金期を牽引した主な作品の視聴率データは、現在のテレビ業界では考えられない圧倒的な水準に達しています。
特に『HERO』(第1期)は全11話すべての放送で視聴率30%以上を記録し、期間平均視聴率は34.3%という前人未到の金字塔を打ち立てました。また、北川悦吏子脚本の『ビューティフルライフ』は最終回で驚異の41.3%を叩き出し、平成の民放連続ドラマにおける歴代最高クラスの数字として歴史に刻まれています。
数字が示す通り、放送当時は木村拓哉がドラマで着用したダウンジャケットやチェックシャツ、小道具の腕時計などが瞬く間に完売。彼が演じた職業(美容師、パイロット、検事など)への志望者が激増するなど、単なる視聴率の枠を大きく超えて「日本のライフスタイルや経済を動かす存在」となっていたことが窺えます。