キムラ緑子の女優としてのキャリアの核となったのが、1984年に結成された名門劇団「劇団M.O.P.」です。
同志社大学のサークル「同志社小劇場」で出会った劇作家・演出家のマキノノゾミらとともに旗揚げしたこの劇団で、キムラ緑子は立ち上げから看板女優として劇団を牽引しました。主宰のマキノノゾミが手掛ける骨太でテンポの良い戯曲において、彼女の芯のある発声と豊かな感情表現は不可欠なピースでした。
1980年代から2000年代にかけて関西小劇場ブームを牽引し、東京公演でも即完売を記録するなど、劇団M.O.P.は全国区の人気劇団へと成長。2010年の解散公演『さらば八州侠客陣』に至るまでの26年間、キムラ緑子は劇団の顔として舞台に立ち続け、演劇界で確固たる評価とリスペクトを確立しました。