本作の原点となったのは、大ヒットを記録した同名の人気WEBTOONだ。Web漫画特有のテンポ感と個性的なキャラクター設定を、実写映画としてどのように再構築するかが制作陣にとって最大の課題だった。
メガホンを取ったチャン・チョルス監督は、原作が持つシュールなユーモアを活かしつつ、映画ならではの重厚なシネマティックなトーンを付け加えることに成功した。路地裏の狭い路地での格闘劇や雨の中での決戦など、圧倒的な視覚的インパクトを持つ映像美は必見だ。
日本をはじめとするアジア各国でも評価される「韓国映画」の金字塔として、原作ファンを失望させることなく、映画ファンをも納得させる至高の一本へと昇華させた監督の手腕には脱帽するほかない。