任天堂ウルトラマシンの全貌!横井軍平の発想が生んだ伝説と現代価値にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

ウルトラマシンが大ヒットを記録した最大の理由は、「圧倒的な安全性」と「絶妙なゲーム性」を極めてシンプルな機構で両立させた点にあります。動力源は単1乾電池1本のみ。本体内部の小型モーターがアームをゆっくりと回転させ、アームが本体内のバネを押し縮めたあと、パチンと解放される反動を利用してプラスチック製の軽量ピンポン球を前方へ連続発射します。

球速や軌道は、小さな子どもが付属のプラスチック製伸縮バットでジャストミートできるように綿密に計算されていました。発射されるボールはピンポン球のように中空で柔らかく、室内の家具や障子に当たっても傷がつかない徹底した安全対策が施されています。部屋を傷つけずに思い切りフルスイングできる爽快感は、当時の子どもたちだけでなく、買い与える親世代の安心感もがっちりと掴みました。

また、球筋が完全に一定ではなく、適度な揺らぎや変化球のような軌道を描く点もプレイヤーを飽きさせないポイントでした。シンプルながらも飽きのこないこの仕組みこそが、わずか数年で累計200万台以上という、当時の玩具業界では異例のメガヒットを叩き出した原動力です。