暗殺の陰謀論を描いたオリバー・ストーン監督の映画『JFK』をはじめ、ケネディの生涯と遺した言葉は今なおエンターテインメントやドキュメンタリーの格好の題材である。近年ではNetflixやHBOといった動画配信プラットフォームで制作された歴史ドキュメンタリーが世界的な話題を呼んでいる。
これらの映像作品は、悲劇の英雄という偶像を剥ぎ取り、一人の人間として苦悩し、言葉の力で世界を動かそうとした生身の姿を映し出す。短い情報消費が主流の現代において、言葉の持つ本質的な重みが若年層を中心に再評価されている理由がここにある。