韓国エンターテインメント産業のグローバル化も、この言葉の広まりに決定的な役割を果たしている。グローバル市場を席巻するBTSのメンバーたちが、バラエティ番組やライブ配信、ドキュメンタリーで見せる素のやり取りのなかで「ケンチャナ」と声を掛け合う姿は、世界中のファンにとって最も親しみ深いシーンのひとつだ。
エンターテインメント大手のHYBEや、映像コンテンツの巨大資本であるCJ ENMが世界へ届ける映画・ドラマ・バラエティ番組・K-POPコンテンツには、こうした日常のリアルな韓国語表現がふんだんに盛り込まれている。
緻密な世界戦略によってコンテンツが日常的に消費されるなか、ファンはスラングや絶妙なニュアンスを自然と吸収し、自らもSNSで使いこなすようになっていった。