カット打法は何が悪い?甲子園を揺るがした戦術の賛否と真実

カット打法は何が悪い?甲子園を揺るがした戦術の賛否と真実

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カット打法に対する評価は、プロとアマチュアの間で大きく異なる。日本野球機構(NPB)が統括するプロ野球の世界では、ファールで相手のエース投手に10球以上を投げさせる行為は、高度な野球戦術として絶賛される。球数を投げさせて降板に追い込むプロセスは、勝利を追求するプロとして当然の技術的アプローチだからだ。

この温度差はメディアの描かれ方にも如実に表れている。DAZNのハイライト番組では、ファールで粘り打ち勝つ打者が「粘りの名手」「相手を焦らす知略派」として称賛される。一方で、NHKが中継する高校野球の放送では、爽やかさや正々堂々とした真っ向勝負の美徳が強調されやすい。プロが「対価を生み出すビジネス」であるのに対し、高校教育の一環とされるアマチュア野球では、同じプレーでも「マナー違反」という烙印を押されやすい現実がある。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。