柔道を志す者にとって最初の大きな目標となる「初段(黒帯)」ですが、誰でもすぐに取得できるわけではありません。講道館の昇段審査規定には厳格な基準が設けられています。
最も重要な条件の一つが「年齢制限」です。講道館の規定により、初段の昇段審査を受審できるのは満14歳以上(中学2年生以上)と定められています。どれほど実力のある小学生であっても、少年部の最高位である1級(茶帯)までしか取得できず、黒帯を締めることはできません。
昇段審査では、実力を測る「試合(勝ち点方式)」だけでなく、柔道の基本動作や礼法を正しく身につけているかを問う「投の形(なげのかたち)」の審査、筆記試験や修行年数の条件をすべてクリアする必要があります。全日本柔道連盟の公認指導員による推薦と、技術・精神両面の成熟が求められるのです。