「アイコラ」は「アイドルコラージュ」を縮めた俗語で、1990年代後半のインターネット普及期に日本で広まったとされる。当時はまだデジタル加工技術が一般に広まりはじめた時期で、芸能人の顔を別の画像に貼り付けるといった行為が一部のサイトで横行していた。技術的な敷居が低くなった現在、スマートフォンひとつで精度の高い合成画像が作れるようになり、問題はより広く、より深刻になっている。
特にAI生成技術の台頭によって、状況は大きく変わった。数枚の顔写真を学習させるだけで、本人そっくりの偽画像を生成できるツールが無料で手に入る時代だ。「ディープフェイク」と呼ばれるこの技術は、アイコラの延長線上にあるものと見なすことができる。TWICEのメンバーたちも、こうした技術的変化の波に晒されているアーティストのひとりだ。