利根川幸雄は、巨大金融コングロマリット「帝愛グループ」において、絶対権力者である兵藤和尊(ひょうどう かずたか)会長の右腕として君臨していた最高幹部です。借金返済に苦しむ多重債務者を集めたギャンブル船「エスポワール」の総責任者を務めるなど、グループの裏事業を統括していました。
利根川の大きな魅力は、単なる冷酷非道な取り立て屋ではなく、卓越した知略と冷徹なリアリズム、そして揺るぎない矜持を併せ持つ点にあります。状況判断能力や部下の統率力は極めて高く、帝愛の頂点近くまで登り詰めただけの実力を随所に見せつけました。
メディア展開における評価も際立っています。日本テレビ系で放送されたアニメ『逆境無頼カイジ』では、俳優・映画監督としても名高い白竜氏が声優を担当。ドスの利いた重厚な低音ボイスが利根川の凄みを見事に表現し、大きな反響を呼びました。また、スピンオフアニメ『中間管理録トネガワ』では実力派声優の森川智之氏が熱演し、シリアスさとコミカルさが同居する新たな利根川像を確立しています。