ボリューム感を極限まで高めるための王道パターンとして、編み物愛好家の間で圧倒的な支持を得ているのが「2重フリル構造」のかぎ針編みシュシュ編み図です。1本のゴム土台から表と裏の2方向にフリルを展開することで、通常の編み方の倍以上の立体感が生まれます。
以下に、初心者でも迷わず編める標準的なボリュームシュシュの編み工程をまとめました。
- 準備するもの:太めのヘアゴム(直径約5cm・継ぎ目のない輪タイプ)、かぎ針(糸の推奨号数より1〜2号大きめ)、お好みの毛糸(並太〜極太なら約30〜40g)
- 【第1段:土台編み】 ヘアゴムに糸を引き出し、ゴムを包むように細編みを60〜80目編み入れます。ゴムが見えなくなるまで指で目を寄せながら詰めて編むのが最大のポイントです。最後は最初の細編みの頭に引き抜き編みをします。
- 【第2段:フリルの基礎・爆発的な増やし目】 立ち上がりの鎖編み3目(長編み1目とカウント)を編んだ後、前段の細編み1目に対して長編みを3目ずつ編み入れます(増やし目)。すべての目に3目ずつ編み入れることで、目数は一気に3倍(180〜240目)へと膨らみ、この段階で綺麗な波状のフリルが形成されます。
- 【第3段:エッジの広がりと仕上げ】 立ち上がりの鎖編み3目を編み、今度は「長編み1目+鎖編み1目」を交互に繰り返すか、各目に長編み2目ずつ編み入れてフリルの先端をさらに広げます。より繊細な動きを出したい場合は、最終段を「鎖編み3目+細編み」のネット編みやピコット編みで縁取ると、市販のシフォンフリルのような軽やかさが生まれます。
【長編み増やし目のコツ】:長編みを同じ目に複数回編み入れる際、針にかける糸の引き出し高さを均一に揃えることが重要です。根元が詰まりすぎると編み地が硬くなってドレープが失われ、逆に緩すぎると編み目がだらしなく広がってしまいます。リズミカルに一定のテンションを保ちながら編み進めましょう。