ホテル評論家や宿泊者の生の声、SNS上での率直な意見を横断的に検証すると、このホテルが持つ独特の空気感が浮かび上がってきます。
30代の会社経営者は手記のなかで次のように語っています。
「出張で全国のインターコンチネンタルに泊まるが、品川のストリングスはとにかく『オンとオフの切り替え』が素晴らしい。品川駅のホームを降りてからわずか数分後には、26階の静寂なアトリウムでコーヒーを飲んでいる。この圧倒的なタイムパフォーマンスは他所では得られない」
一方で、記念日で滞在した20代カップルからは、次のような現場目線のリアルな感想も寄せられています。
「スタッフのホスピタリティやアトリウムの雰囲気は最高でしたが、宿泊した一番下のグレードの部屋は、窓の外のすぐ近くに別のオフィスビルが見え、カーテンを閉め切る必要がありました。眺望を楽しみたいなら、少し追加料金を払ってでも高層階やプレミア以上の部屋を予約すべきだと痛感しました」
これらの声が示す通り、同ホテルは「立地と空間の妙」を最大限に引き出した構造になっている反面、部屋選びの段階で明確な目的意識を持たないと、期待した滞在イメージとの間にズレが生じるリスクを孕んでいます。