空中栽培で最も警戒すべきトラブルは、果実の重みやつるの茂り、夏の強風(台風)による棚の倒壊です。かぼちゃの葉は面積が広く風圧を受けやすいため、頑丈な骨組みの構築が成否を分けます。
支柱の形状は、安定感に優れた「合掌式(Aフレーム型)」または「トンネルアーチ型」が推奨されます。直立の1本仕立ては強度が不足し、果実が肥大した段階で傾く危険があります。
【支柱組み立ての手順】
- 支柱の選定:直径16mm〜20mm、長さ210cm以上の鋼管イボ竹支柱を用意します。
- 埋め込み:畝を挟んで支柱を地面に深さ30cm以上しっかり差し込み、頂部を交差させてクロスバンドやつる巻き用ワイヤーで頑丈に結束します。
- 筋交い(すじかい)の設置:強風対策として、骨組みの側面に対して斜めに1〜2本の支柱を筋交いとして渡し、三角形の構造(トラス構造)を作って揺れを完全に抑え込みます。
かぼちゃ空中栽培におけるネット張りでは、網目(目合い)10cm〜15cm程度の園芸ネット(きゅうりネット等)を使用します。ネットがたるんでいると、果実の重みでネットが垂れ下がり、つるの折損を招きます。上部・下部・側面のすべてを支柱にピンと張り詰めた状態で結束バンドや麻紐で固定するのが鉄則です。
プランターでかぼちゃの空中栽培を行う場合は、土量が最低でも25L以上(推奨40〜60Lの深型プランター)を確保します。プランターの四隅に支柱ホルダーを取り付けるか、壁面フェンスに支柱を強固に固定して転倒を防ぐ対策を講じてください。