都内の大型店舗前。まだ肌寒さが残る午前7時過ぎ、すでに50人以上の行列ができていた。先頭に並んでいた30代の会社員女性は「どうしても初日限定のオリジナル手提げ袋が欲しくて、始発で来ました」と興奮気味に語る。彼女の目当ては、2,500円の会計ごとにもらえる先着プレゼントだ。
11時の開店時刻を迎える頃には、列は敷地を飛び出し敷地外の歩道まで延びていた。店員がマイクを持ち、整理券の配布方法や駐車場の利用ルールを必死に案内している。これほどまでの集客力を持つコンテンツが、現在の日本にどれほどあるだろうか。店内へ一歩足を踏み入れると、各テーブルの液晶画面には「ちいかわ」「ハチワレ」「うさぎ」といったおなじみのキャラクターたちが躍動していた。