高屋敷稲荷神社の創建は、江戸時代中期の享保年間(1716〜1736年)頃に遡ると伝えられています。当時、この白岩の地を治めていた豪族や農民たちが、京都の伏見稲荷大社から正一位稲荷大明神の御分霊を勧請したのが始まりです。
主祭神として祀られているのは、以下の三柱の神々です。
- 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ):農業・食糧を司り、転じて商売繁盛や産業発展を導く神
- 猿田彦命(さるたひこのみこと):あらゆる物事の先頭に立ち、良い方向へ導く「みちびき・開運」の神
- 天宇受売命(あめのうずめのみこと):芸能や和合、人々の心を明るく照らす神
境内奥には、古くから触れることで神仏の力を授かるとされる「御神石(願い石)」が鎮座しています。かつて天候不順や飢饉に苦しんだ時代、村人たちがこの石に手を合わせ、奇跡的に難を逃れたという民間伝承が残されており、現代でも仕事運や健康回復を願う参拝者が後を絶ちません。