世界を舞台に縦横無尽なクリエイティビティを発揮するJUN INAGAWAですが、そのバックボーンには極めてユニークな生い立ちが存在します。1999年生まれ(東京都出身)の彼は、幼少期から美少女アニメや漫画の熱心なファンとして育ちました。思春期を迎えた16歳の頃、家族とともにアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴへ移住したことが、クリエイターとしての決定的な転機となります。
言葉の壁に直面する異国の地で、彼が自己表現の手段として選んだのが「絵を描くこと文字通りストリートのスケートパークにスケッチブックを持ち込み、自分が心から愛する萌え系美少女のイラストを描き続けました。現地のスケーターやクリエイターたちは、アメコミとも伝統的なグラフィティとも異なるその繊細でアナーキーなタッチに衝撃を受け、瞬く間にコミュニティ内で噂が広がっていきました。
本名については公に大々的なアピールは行っていませんが、国内外のメディア取材では「稲川 潤(いながわ じゅん)」というルーツを隠すことなく、自然体で活動を継続。弱冠10代にしてヒップホップ界の大物A$AP Nast(エイサップ・ナスト)の目に留まり、世界的ストリートブランドVLONE(ヴィーローン)のグラフィックを手掛けたことで、一夜にしてその名はグローバルなトレンドセッターたちへ知れ渡ることとなりました。