竣工式を開催する際、予算配分において最も見落とされがちなのが「祭壇設営などの神事費用」と「記念品・手土産の費用」です。ネット上では「神職への謝礼数万円だけで済む」といった安易な言説も散見されますが、実態は大きく異なります。
開催費用のトータル相場
一般的なオフィスビルや支店・工場の竣工式を主催する場合、神事に関わる総費用は50万円〜150万円程度を見込む必要があります。内訳としては以下の通りです。
- 神職への謝礼(玉串料・車代等):7万円〜15万円
- 祭壇・祭具・三方・テント等のレンタル設営費:20万円〜60万円(施工会社が見積もりに含む場合と別注の場合がある)
- 神饌物(米・酒・魚・野菜・果物等)の実費:2万円〜5万円
- 手土産・記念品代:1人あたり3,000円〜10,000円(人数分)
- 直会・飲食ケータリング費:1人あたり5,000円〜15,000円
手土産・記念品の選び方と注意点
参列してくださった来賓や工事関係者へ渡す手土産は、「消えもの(食品や消耗品)」または「実用性の高い記念品」が鉄則です。
かつて昭和の時代に多用された社名入りの大型花瓶や重厚な置物は、現代のビジネスシーンでは受け取り側の保管場所に困るため敬遠されます。2026年現在の主流は、有名パティスリーの高級焼き菓子詰め合わせ、老舗ブランドの上質な今治タオル、または持ち運びの負担にならない高級カタログギフトです。のし紙は紅白蝶結びの水引に、表書きは「粗品」あるいは「竣工記念」とし、社名を印字します。