通信工学および最先端の製造技術分野においても、「AM」は中核的な技術用語として定義されています。
放送分野におけるAMラジオとFMラジオの違いは、電波に乗せる「変調方式」にあります。AMは「Amplitude Modulation(振幅変調)」の略で、音声信号の強弱に応じて電波の振幅(高さ)を変化させる仕組みです。波長が長く地表に沿って遠くまで届きやすい反面、ノイズに弱い特徴があります。一方のFMは「Frequency Modulation(周波数変調)」の略で、周波数の密度を変化させるため、音質がクリアで建物内でも安定しやすい特性を持ちます。
さらに、ものづくり分野で世界的な脚光を浴びているのがアディティブマニュファクチャリング(Additive Manufacturing、略称:AM)です。日本語では「積層造形」と呼ばれ、3D CADデータを基に金属粉末や樹脂を一層ずつ積み重ねて立体物を直接成形する技術全般を指します。従来の切削加工(サブトラクティブ)では不可能だった複雑な中空構造を一体成形できるため、航空宇宙や医療インプラントなどの最前線で量産活用が進んでいます。