長いペナントレースの中では、どれほど優れた打者でも必ずスランプに陥る。打てない日々が続き、メディアやファンからの批判に晒される時、自宅は唯一の避難所となる。ここで妻が見せる絶妙な距離感が、岡本のメンタルを救ってきた。
彼女は野球について深く口出しすることはしないという。試合で結果が出なくても、普段通りに接し、時には冗談を交えて笑わせる。この「良い意味で野球を引きずらない家庭環境」こそが、岡本が翌朝には気持ちを切り替えて球場へ向かう原動力になっている。彼のあのポーカーフェイスの裏には、温かい家庭のぬくもりがあるのだ。