毎年オフシーズンになると、ファンを一喜一憂させるのが背番号変更の理由と移籍選手のナンバー決定です。背番号が小さくなる(若返る)ことは球界において明確な「昇格」と「主力認定」を意味します。
たとえば、外野のレギュラーを掴み取った若手が30番台・40番台から1桁や20番台へと移行する背景には、年俸アップだけでなく「チームの看板選手として自覚を持て」というフロント陣の強い意図が働いています。逆に、実績あるベテランが大きな番号へ変更となる場合は、崖っぷちの立場を自覚させる荒療治であるケースも少なくありません。
また、移籍・トレードによって加入した選手に対する背番号の割り当ても注目すべきポイントです。他球団で主力を張っていた選手には、前所属チームで愛着のあった番号に近い数字や空き番号の中で最も格式の高い番号を提示することで、精神的なリスペクトを示します。背番号の打診は、フロントと選手との最初の信頼構築の場なのです。