実力派キャスト陣による鬼気迫る演技も、本作が絶賛される大きな理由だ。『スター・ウォーズ』シリーズで脚光を浴びたジョン・ボイエガは、ロンドン警視庁初の黒人警察官として組織内部の差別と戦う実在の人物を演じ、ゴールデングローブ賞男優賞に輝いた。正義感と組織の理不尽さの板挟みになりながら、己の信念を貫く表情の深みには息をのむ。
一方、映画『ブラックパンサー』で世界的スターとなったレティーシャ・ライトは、第1話『メングローブ』で活動家アルセア・ジョーンズ=ル・コイン役を熱演。警察の弾圧を受けたレストランを巡る裁判劇で、差別的な司法システムに堂々と立ち向かう姿を描き出した。レティーシャ・ライトが見せる鋭い眼光と情熱的な弁論は、観る者の感情を強く揺さぶる。