売場の一歩奥へ足を踏み入れると、そこには単なる商品の陳列にとどまらない精巧な空間演出が広がる。板張りの駄菓子屋ブースや色あせたホーロー看板、昔懐かしい10円ゲーム機が並ぶ一角は、まるで映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の撮影セットに迷い込んだかのような錯覚を覚えるほどだ。
駄菓子を題材にした人気アニメ『だがしかし』の作中に登場するような木造の棚、ガラス瓶に入った色とりどりの飴玉やスナック。ここにあるのは単なるモノの売り買いではない。失われつつある昭和レトロ文化そのものを五感で追体験できるテーマパークのような機能が、大人たちの琴線に触れて離さない。