アディショナルタイムは5分。誰もがドローを覚悟し始めたその時、ドラマが待っていた。コーナーキックからの混戦。こぼれ球に反応した選手たちの執念が、ゴール前で交錯する。シュートがポストを叩き、跳ね返りを押し込もうとする執念。サポーターの悲鳴と歓声が入り混じり、スタジアムの空気は限界まで圧縮された。
結局、スコアは動かず1-1のままタイムアップの笛が鳴り響いた。しかし、ピッチに倒れ込む選手たちの姿が、この試合の激しさを何よりも物語っていた。勝ち点1を分け合う結果にはなったが、観客が受け取った興奮は勝ち点3以上の価値があったと言えるだろう。