ドライバーの反発性能、低スピン化、シャフトの剛性設計。クラブギアは劇的な進化を遂げ、ボール初速は一昔前では考えられない領域に達した。しかし、道具が進化すればするほど、スイングの微細なズレが致命的なミスショットとして跳ね返ってくるのも事実だ。
最新テクノロジーに精通しながらも、彼が導き出す処方箋は驚くほどシンプルだ。「道具に仕事をさせるためのアドレス」「無駄な力感を排除したテークバック」。複雑化しすぎた現代スイング理論の贅肉を削ぎ落とし、芯だけを残す。この引き算の美学こそが、激戦のツアー現場で選手たちにブレない軸を取り戻させている。