ハロウィンの代名詞である合言葉は、英語で「Trick or Treat」と表記します。文法的には命令文の変形であり、2つの単語が接続詞「or」で結ばれたシンプルな構造です。
それぞれの単語を分解すると、以下の意味を持っています。
- Trick(トリック):悪戯(いたずら)、悪巧み、謀略
- Treat(トリート):もてなし、ごちそう、歓待する、おごる
これを直訳すると「私をもてなすか、さもなくば悪戯をされるかを選びなさい」という二者択一の提案になります。日本語圏では意訳として「お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ」というフレーズが浸透していますが、本来のニュアンスは「Treat(もてなし=お菓子)」を要求し、拒否された場合の対抗措置として「Trick(いたずら)」を提示する交渉の言葉なのです。
なお、稀に「トリートオアトリック(Treat or Trick)」と逆の順序で口にするケースも見られますが、英語のリズムや語感(頭韻を踏む響き)から「Trick or Treat」が定型句として確立されています。逆にしてしまうと英語圏では不自然に聞こえるため、順番には注意が必要です。