彼女の政治スタイルを理解する上で外せないのが、大阪府職員としての16年間のキャリアだ。2008年、当時の橋下徹大阪府知事に対して大勢の職員の前で正面から異議を唱えた出来事は、今なお語り継がれるエピソードである。現場の行政が抱える矛盾や、切り捨てられる弱者の声を間近で見続けてきた経験が、現在の活動の根底にある。
永田町に移ってからも、その「現場感」に基づいた言葉は健在だ。官僚が用意した答弁書を棒読みする閣僚に対し、数字の裏に潜む庶民の生々しい暮らしの苦痛を突きつける。政策の理屈だけで片付けられがちな議論に、生活者の「痛みの感情」を持ち込む手法こそが、既存の政治家にない強烈な個性を形作っている。