この神社の起源は驚くほど古い。紀元前10代の崇神天皇の時代に創立されたと伝えられており、2000年以上の時を超えて信仰の灯が守られてきた。山頂の奥本社と中腹の下社からなる境内は、まさに山全体が神体としての尊厳を放っている。
中世の武家社会においてもその威光は絶大であった。武運長久を祈願した源頼朝が奉納した刀剣の伝説は、今なお語り継がれている。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台としても脚光を浴びたこの地は、歴史ファンにとっても見逃せない聖域だ。勝負運や開運を願う参拝客が絶えない理由も、頼朝をはじめとする英傑たちが寄せた深い崇敬の歴史を知れば深く納得できる。