この施設の歴史を紐解くと、中部地方の交通網を支える名古屋鉄道株式会社の存在に行き着く。昭和の高度経済成長期、沿線価値の向上と行楽需要の創出を目指してオープンした「日本モンキーパーク」は、当時のテーマパーク・遊園地業界に新たな風を吹き込んだ。単なる遊具の設置にとどまらず、自然景観をそのまま活かした敷地設計は、現代のテーマパーク開発の先駆けと言える。
時代が平成から令和へと移り変わるなかで、ファミリー向けレジャーのあり方も変化を遂げてきた。かつてのスリルを追求した絶叫マシン中心の構成から、現在は3世代で安心して過ごせる空間づくりへとシフトしている。激しい乗り物が苦手な小さな子どもでも楽しめるキッズ向けライドや体験型アトラクションが充実しており、安全性を最優先した施設運営が親世代からの厚い信頼を支えている。