ビジュアル面での華やかさに目が奪われがちだが、彼女が重ねてきた公務の重みを見落としてはならない。とりわけ高校生手話パフォーマンス甲子園への出席をはじめとする手話普及活動は、単なる形式的な出席の域を完全に超えている。自ら手話を交えてスピーチを行い、当事者と直接心を熱く通わせる姿勢は、長年にわたり一貫している。
現場で取材を続ける記者の間でも、佳子さまの事前準備の念入りさは知られている。訪問先の歴史や当事者が置かれた現状について深く読み込み、現場で対話する言葉の一つひとつを丁寧に吟味されるという。カメラが捉える柔らかな笑顔の根底には、与えられた役割に対する強い責任感と真摯な姿勢が息づいている。