かつて社会現象を巻き起こし、時代が移り変わりSTARTO ENTERTAINMENTへと体制が変わった現在もトップに立ち続ける兄。そんな偉大すぎる肉親を持ったことによる葛藤は、常人の想像を絶する。かつて芸能ジャーナリズムは、ふたりの「不仲説」や「絶縁報道」を面白おかしく書き立てたこともあった。
しかし、関係者の証言を辿ると浮かび上がるのは、確執などではなく「互いの領域を侵さない大人の距離感」だ。学生時代から兄のファンに囲まれ、プライベートを脅かされる過酷な環境を経験しながらも、俊作氏は兄を嫌悪するのではなく、自らの力で自立することを選んだ。過度につるむことはないが、お互いが選んだ生き方を静かにリスペクトし合う。血の繋がりがあるからこそ、あえて依存しない。それが木村家の兄弟が選んだ誠実なスタンスなのだ。