ジャングルバスに乗らず、普段乗り慣れた自分の車でそのままサファリゾーンへ進入できる「マイカー見学」。完全なプライベート空間で冷暖房を効かせながら、お気に入りの音楽とともに動物を眺められる自由度の高さが最大の強みです。しかし、そこには野生動物のエリアへ足を踏み入れるがゆえのリスクが潜んでいます。
現場取材および注意喚起データから判明している主な注意点は以下の通りです。
1. 車両の破損・接触リスク
動物たちは車を威嚇したり攻撃したりするわけではありませんが、バイソンやシマウマ、ラクダなどの大型草食動物が車の至近距離を通過します。その際、突起物(サイドミラーやアンテナ、リアワイパー)に動物の体や角が接触し、微細な擦り傷がつく可能性はゼロではありません。パーク側からの補償規定はなく、すべて自己責任となるため、納車直後の新車や極端に傷を気にする高級車での進入は避けるのが賢明です。
2. 汚れと洗車の手間
未舗装路や泥地を通るサファリゾーンでは、動物の糞尿が混ざった泥はねや、キリン・ラクダなどの唾液がボディやガラスに付着することが日常茶飯事です。見学後は近隣のガソリンスタンドや洗車場で念入りに下回りを洗浄する前提で計画を立てる必要があります。
3. 窓の開閉厳禁と緊急時のクラクション
「写真をもっとクリアに撮りたい」と窓を数センチ開ける行為は、重大な事故に直結するため厳格に禁止されています。万が一、動物が車の前で居座って動かなくなったり、車両トラブルが発生した場合は、決して外に出ず、クラクションを長く鳴らしてパトロールカーを呼ぶのが鉄則です。