ガイドブックの1ページ目を飾るような有名店も悪くないが、本当に美味いものは地元民の日常の中に隠れている。鹿児島名物の黒豚とんかつや首折れサバ、そして甘めの醤油で味わう刺身。これらの絶品ご当地グルメを並ばずに味わうなら、駅構内の喧騒から少し外れた地下街や、東口から徒歩数分の路地裏にある居酒屋を狙うのが鉄則だ。
例えば、地元のサラリーマンが仕事帰りに暖簾をくぐる小料理屋では、新鮮なキビナゴの刺身と香ばしい芋焼酎のペアリングが驚くほどのリーズナブルな価格で楽しめる。また、夏の風物詩である「白くま」のかき氷も、行列の絶えない有名店を避け、地元の老舗喫茶店へ足を運べば、ゆったりとした時間の中で濃厚なミルクとフルーツのハーモニーを満喫できる。