太平洋戦争史において、人肉食という極限の事象を語ることは、決して死者を冒涜するためではない。それは、兵站を軽視し、精神論を振りかざして部下を孤立無援の戦場へ送り出した指導部の無責任さと、組織的狂気の帰結を正視するために不可欠な作業である。
兵士たちを極限の飢餓に追い込み、人間の尊厳を奪った本質的な要因は何だったのか。それは特定の戦場における個人的な逸脱にとどまらず、個人の命を軽んじる組織構造そのものにあった。
戦争体験者がほぼ世を去りつつある今、都合の悪い歴史を「なかったこと」にしない姿勢が問われている。過酷な事実から目を背けず、人間が極限状態でいかに脆い存在であるかを知ることこそが、二度と同じ過ちを繰り返さないための唯一の防波堤となる。 (出典: 日本 軍 人肉(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る