Q1:大学の救急救命学科と専門学校で、国家試験の出題内容や難易度は変わりますか?
A1:出題内容や難易度は一切変わりません。救急救命士国家試験は厚生労働省が実施する全国統一の試験であり、大学卒業生も専門学校卒業生も同一の試験問題を受験します。ただし、大学では4年間かけて段階的に医学知識を深めるのに対し、専門学校では国家試験の頻出過去問対策を徹底的に反復するカリキュラムが組まれる傾向があります。
Q2:文系出身でも大学の救急救命学科の講義についていけますか?
A2:十分に追いつくことが可能です。多くの大学では初年次に「基礎生物」「基礎化学」「解剖生理学入門」といった補習的なリメディアル教育を開講しています。ただし、心電図の判読や薬理学など理系的な論理的思考を要求される科目が多いため、入学前や1年次に基礎的な生物・人体の構造を自学自習する努力は不可欠です。
Q3:消防士採用試験に落ちて浪人する場合、大学卒業後はどう過ごすのが一般的ですか?
A3:自治体の非常勤職員(消防補助員や救急搬送補助)、民間警備会社、または病院の救急外来補助(救急救命士枠)としてアルバイトをしながら、公務員予備校に通って次年度の再受験を目指すケースが一般的です。大学によっては卒業生に対してキャリアセンターの利用や公務員講座の再受講を認めるサポート体制を設けています。
Q4:女子学生の比率や、女性救急救命士の採用状況はどうなっていますか?
A4:大学における女子学生の比率は年々増加しており、現在では全体の20%〜30%前後を占める大学も珍しくありません。総務省消防庁も女性消防吏員の活躍推進を掲げており、仮眠室やシャワー室などの施設改修が進んだことで、女性救命士の採用数は全国的に拡大しています。病院内救命士や救急相談センター(#7119)など、女性が強みを発揮できる職域も広がっています。