リアルタイム放送とネット配信の融合が本格化した点も特筆に値する。地上波でのオンエア直後から見逃し配信プラットフォームであるTVerでの期間限定配信や、系列の動画配信サービスHuluとの連動が一段と強化された。
「金曜夜の放送を見逃した」「もう一度あのシーンをじっくり見返したい」というユーザーニーズを柔軟にすくい上げるインフラが整ったことで、テレビ放送事業は新たな収益モデルと接点を確立した。放送と配信を対立構造として捉えるのではなく、相互に送客し合うハイブリッドな視聴習慣が定着したことは、メディア環境の大きな進化を象徴している。