行政の手が届かない夜間や休日に、孤独に苦しむ人々の防波堤となっているのが民間団体だ。とりわけ「NPO法人あなたのいばしょ」が展開する24時間365日対応の無料チャット相談には、連日全国から切実なSOSが寄せられている。
「深夜、誰にも言えない痛みを抱えた10代や20代からのアクセスが絶えない」。現場の相談員はそう語る。電話相談に抵抗がある若い世代にとって、テキストによる匿名相談は唯一の命綱だ。孤独が極限に達し自傷や自殺へと追い詰められる前に、客観的な傾聴と具体的な公的支援への橋渡しを行う活動は、社会的孤立を食い止める最後の砦として極めて重要な意義を持っている。