1972年のデビュー当時、日本の芸能界における男性アイドルの概念はまだ未完成だった。その中で彼は、従来の男らしさという枠組みを軽々と飛び越えてみせた。中性的で華奢、それでいてステージに立てば圧倒的なカリスマ性を放つスタイルは、まさに現在のボーイズグループの原点と言える。
西城秀樹、野口五郎とともに「新御三家」と呼ばれ、社会現象を巻き起こした時代。彼が放つ一挙手一投足は、少女たちの絶叫を引き出した。しかし、単なる「可愛い男の子」で終わらなかったのが、彼の非凡なところだ。年齢を重ねるごとに、泥臭いまでの努力とストイックさで自身のパブリックイメージを塗り替えていった。