民営化。この四文字が、巨大組織を根底から揺さぶっている。政府が保有していた商工中金株の売却が進み、法律上の縛りが緩んだことで、彼らは「普通の銀行」への脱皮を求められるようになった。危機対応業務という、かつての「伝家の宝刀」を持ちながらも、民間金融機関としての収益性が厳しく問われるフェーズに入ったのだ。
財務省や経産省のコントロールから離れることは、自由なビジネス展開を意味する一方で、後ろ盾を失うことと同義でもある。市場の評価に直接晒されるプレッシャーは、これまでの組織風土にはないものだ。この急激な舵取りの変更こそが、外部から「激変していてやばい」と評される最大の要因だろう。