ドジャースへと舞台を移した大谷は、新たなチームでも独自のセレブレーションを生み出し続けている。ヘルメットをぶつけ合う仕草や、塁上でのユニークなポーズなど、そのバリエーションは多岐にわたる。しかし、現地ロサンゼルスのファンやメディアが今でも引き合いに出すのは、やはりあのペッパーミルだ。
「あれが彼のカリスマ性の原点だった」と、地元のスポーツ記者は語る。寡黙でストイックな野球星人というイメージだった大谷が、泥臭くチームを鼓舞する泥臭いキャラクターへと脱皮した瞬間こそが、あのパフォーマンスだったのだ。ドジャースでの新たな歓喜の裏には、常にあの精神が息づいている。