安井金比羅宮の歴史は古く、保元の乱で讃岐に流された崇徳天皇が深く関わっている。悲運の天皇として知られる崇徳天皇は、讃岐の金刀比羅宮で欲を断ち切って祈願されたことから、悪縁を断つ神様として信仰を集めるようになった。
境内には崇徳天皇に加え、あらゆる産業や交通の守護神である大物主神、そして源頼政が祀られている。日本の伝統的な神道の観点においても、清めと再生を司る神社としての役割は大きい。
神社本庁に属する数多くの神社の中でも、これほど「断ち切る力」と「引き寄せる力」が明確に打ち出された神社は稀有だ。男女の縁だけでなく、酒、タバコ、賭け事、病気といったあらゆる人間社会の悪縁を断ち切る恩徳が、今もなお受け継がれている。