定番エリアでありながらもっとも混雑が激しいのが清水寺と嵐山だ。しかし、入念な下調べさえあれば、大混雑のメインストリートを外れた場所に生徒たちを温かく迎えてくれる名店が確かに存在する。
清水寺周辺であれば、清水坂や産寧坂の喧騒から一本外れた茶碗坂沿いや、五条坂方面へ下る小道が狙い目だ。伝統の京料理のエッセンスを詰め込んだ手頃なちりめん山椒ご飯や、手作りのお揚げを使った京うどん店が点在している。敷居が高く思われがちな湯豆腐も、ミニサイズと小鉢がセットになった1200円前後の学生向けメニューを用意する老舗の隠れ家が見つかる。
一方の嵐山では、渡月橋周辺を避け、JR嵯峨嵐山駅方面や嵯峨野の奥へと足を伸ばすのが鉄則だ。地元住民が通う出汁自慢の蕎麦処や、ボリューム満点のおばんざい定食を提供する町家カフェは、班別自主研修の強い味方となる。特に個人の小グループでも公式Webサイトや電話で事前予約を受け付けている穴場店を事前にリストアップしておくことが、タイムロスを防ぐ決定打になる。