有力な手がかりが得られないまま時間が経過する中、警察庁の指示のもとで広域連携が本格化した。刑事司法・警察行政の枠組みを超え、隣接府県のNシステム(自動車ナンバー自動読取装置)ログの洗い出しや、通信キャリアを横断した基地局データの徹底追跡が行われている。
公開捜査に踏み切る判断は常に諸刃の剣だ。少年のプライバシーや家族への風評被害というリスクを伴う一方で、社会全体からの目撃情報を一気に集約できる最大の武器となる。今回の事案において京都府警が顔写真の公開に踏み切った背景には、初動捜査における「ある決定的な手詰まり」が存在していたからに他ならない。一刻を争う人命救助のタイムリミットが容赦なく迫っている。