境内へ足を踏み入れると、木々の擦れ合う音と湧き水のせせらぎだけが響く凛とした空気に包まれます。亀岡市の寺院パワースポットとして名高い当寺において、特に多くの参拝者が足を止めるのが、弘法大師ゆかりの霊泉「獨鈷水(とこすい)」です。
空海が水不足に苦しむ里人のために独鈷杵で大地を穿ったところ、清らかな霊水が湧き出たと伝わるこの湧水は、古くから眼病平癒に霊験あらたかであると信じられてきました。現代においても、長時間のデジタル作業や加齢による目の不調に悩む人々が、治癒祈願や視力回復の願掛けのために全国から訪れています。
本堂の重厚な佇まいとともに、境内には四季折々の自然と調和した石仏群が点在しており、日常の喧騒から完全に切り離された深い瞑想のような時間を過ごすことができます。