東福寺の代名詞とも言える「通天橋」は、洗玉澗を渡る回廊から燃えるようなカエデの雲海を見下ろせる至高のフォトスポットだ。しかし、見頃のピーク時には橋の上が身動きが取れないほどの混雑となる。
ここで威力を発揮するのが、光の向きと人の動線を考慮した撮影秘訣だ。午前8時30分の開門直後に通天橋へ直行し、順路の先頭で順光の柔らかい朝日を浴びる紅葉を捉えるのがベスト。また、通天橋の上から向かい側の「臥雲橋」を画角に収めるアングルや、逆に臥雲橋から通天橋の全景を引きで狙う構図を用いることで、人の映り込みを抑えたドラマチックな写真を撮影できる。あえて橋の中央で立ち止まらず、歩きながらローアングルで頭上に広がる紅葉の天井をカットインさせる手法もおすすめだ。