境内に佇む宝物館「方徳殿(ほうとくでん)」は、大将軍八神社の真髄とも言える特別な空間です。殿内には、平安時代中期から鎌倉時代にかけて造像された合計80体の「大将軍神像」が収蔵されており、そのすべてが一括して国指定の重要文化財に指定されています。
1階には方位盤や天球儀、古天文図などが展示され、2階へ上がると円形に配置された武装像や束帯像が参拝者を迎えます。甲冑を身にまとい怒りの表情を浮かべた武官像、穏やかな表情で衣を纏う文官像が整然と居並ぶ光景は、まさに「立体的な星曼荼羅」そのものです。
方徳殿の拝観は、通常時は事前予約制(電話等での問い合わせ)となっており、拝観料(志納金)は一般500円です。ただし、春や秋の特別公開期間には予約なしで一般公開される場合があります。参拝日程が決まり次第、事前に社務所へ拝観可能か確認を入れておくのが確実です。