京大名誉教授・福島雅典氏が暴く厚労省データ不開示の闇と真実の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

福島氏の発言がこれほど急速に市民権を得た背景には、ネット空間における情報伝達の構造変化がある。当初、地上波大手メディアが記者会見をほとんど報じず、YouTubeなどの巨大プラットフォームでも医療に関する厳格なガイドラインによって関連動画が次々と削除・非表示化される事態が起きた。

しかし、規制の網をかいくぐるようにしてニコニコ動画などの国産プラットフォーム上でノーカットの会見映像が爆発的に再生され、草の根の共有が加速した。さらにABEMAをはじめとするインターネットニュース番組が当事者を招いた公開討論を組んだことで、論争は地下から表舞台へと一気に引きずり出された。既存メディアの沈黙がかえってネット上の拡散熱を高めるという、現代メディアの逆説的な構図が浮き彫りになった瞬間だった。