怒涛の展開を見せたドラマのクライマックスでは、44による大規模な国家転覆計画やデジタルテロの脅威が白日の下に晒されます。台場陣(生田斗真)は、自身の元妻や仲間たちを人質に取られ、肉体的にも精神的にも極限まで追い詰められながら、死闘の果てに44の実動部隊トップである占部貴教との直接対決に勝利しました。
しかし、カタルシスに満ちた完全懲悪の幕切れを期待した視聴者を待っていたのは、背筋が凍るような不穏な結末でした。44の表層部を壊滅させ、実父との因縁に決着をつけたかに見えた平安清正でしたが、国家の闇は一筋縄では消滅しません。黒幕の首魁である政界幹部たちは即座にトカゲの尻尾切りを行い、新たな隠蔽工作へと舵を切ったのです。
最終回のラストシーンにおいて、台場陣は平安の支配下から解放されることはありませんでした。平安は涼しい顔で、依然として法の外に存在する新たな巨悪のリストを提示します。「これからも私のために働いてもらいますよ、台場さん」。自らの殺人の罪という首輪を握られたまま、台場陣は再び平安の「飼い犬」として、終わりのない闇の深淵へと歩き出すという戦慄のエンディングで幕を閉じました。