発熱時に絶大な信頼を寄せられる主要4大ツボについて、正確な位置と効果的な刺激方法を整理しました。
首の後ろに位置する大椎(だいつい)は、首を前に倒したときに最も大きく突き出る骨のすぐ下にある窪みです。東洋医学では「陽の気が集まる場所」とされ、ここに熱がこもりやすくなります。刺激する際は、中指の腹を当ててゆっくりと深呼吸をしながら3〜5秒押し、徐々に力を抜く動作を数回繰り返します。蒸しタオルやドライヤーの温風で温める方法も、悪寒が強い時期の熱放散をスムーズにする有効な手技です。
同じく首の後ろにある風池(ふうち)は、後頭部の骨のくぼみから左右に数センチ離れた、僧帽筋の外側にあるくぼみに位置します。親指を風池に引っかけ、頭の中心に向かって斜め上へ持ち上げるように心地よい強さで圧を加えます。頭部に昇った熱を下げ、風邪に伴う眼の奥の痛みや重い頭痛を取り除く効果に優れています。
手にある合谷(ごうこく)は、親指と人差し指の骨が合流する谷間のやや人差し指側にあります。親指で骨のキワに向かってグッと押し込むと、ズーンと響くような感覚が得られます。鎮痛効果が高く、発熱時の関節痛やのどの腫れにも即効性を発揮します。
肘を曲げたときにできる外側のシワの端にある曲池(きょくち)は、解熱と血流促進の定番ツボです。親指を当て、骨に向かって垂直にやや強めの力で揉みほぐすように刺激すると、上半身にこもった高熱を効率よくクールダウンさせることができます。